伊藤研究室について

1995年に発足した東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・伊藤研究室は、日本および海外の都市と建築の歴史を研究しています。

文献・古地図・絵画史料等による古代から現代までの日本の都市形態や景観の歴史に関する実証研究に加え、世界各地の都市でフィールド調査を行っています。研究室の特色として、建築を都市を構成する要素と捉え、都市史的な文脈において住宅・宗教建築・都市施設などの諸建築の再考を試みていること、また文献史(日本史・西洋史・東洋史)の専門家とのコラボレーションを通じ、都市史の分野で多くの成果を蓄積してきたことを挙げることができます。近年ではこれまでの建築史や都市史が扱ってこなかった様々な対象に注目し、方法論を含めた都市史の新たな展開を模索しています。

都市研究の対象となるのは個別都市の歴史、都市群や都市間の関係、あるいは都市周辺の農村や耕地の歴史など多岐にわたり、地理的にも日本のみならず西洋・アジアが広く含まれます。共同研究プロジェクトでは、文献史学や考古学を専門とする研究室外部や海外の研究者と連携し、現地調査や研究集会の開催、研究成果の刊行など共同作業の利点を生かした活動を行っています。メンバー個々人の研究は都市史・建築史に包含される多様なテーマが含まれており、必ずしも上述した主題に限定されているわけではありません。

研究室運営は主として、1)伊藤教授を代表とする研究プロジェクトごとの研究会、2)所属学生の個別研究について議論する論文ゼミ、3)学部学生と一部修士学生を対象とする卒論ゼミ、4)歴史系三研究室合同の月例研究会、からなります。

伊藤教授の業績についてはこちら、当研究室にて提出された学位論文についてはこちらを御参照ください。